見えない行動である「過程」が評価されない現代社会の問題について

「見えない家事・名もなき家事」と言う言葉が話題になりましたが、「見えない家事・名もなき家事」とは、表面上で見える家事以外にも「人からは目に見え辛い家事もあるんだよ」と言う内容です。

この「見えない○○」って人間関係に置き換えると人間関係にも起きる内容に感じる時があります。

「目に見え辛いのは分かるけど、何でここを評価してくれないの？」「自分が根底で動いたのに良い所全部持ってかれたよ・・・」と言った内容です。

「見える行動」は人から評価されやすい反面、毎日人にアピールし辛いモノゴトが多いかと思います・・・

反対に「見えない行動」は細かいモノゴトや目立たないモノゴトをこなしていく為、あまり人からは見え辛いモノゴトだと思います・・・

現在自分の人生が上手くいっていない方の中で、「見えない行動を一生懸命しているのに分かってくれない」と言った不満を持っている方もいるかと思います・・・

そこで、今回はこの「見えない行動」を上手く人に伝える為の行動について書いていきたいと思います。

結果だけを見る事が多い現代社会の問題点・・・

普段生活している中で人とコミュニケーションを取る中で「あいつは良いやつだ」「あの人は仕事が出来る人だ」って話しはよく出て来るかと思います。

そこで思うのが、人の話しをする場合大体が相手の結論を評価としてお話しする事が多いと思います。

この「結論で人の事を評価する風潮」が強過ぎると人間関係を極論だけで見てしまい、人の細かい所が見られない事があります・・・

その結果結論だけでなく、結論を作り上げる為の過程を頑張ったのに目を向けられずに「結論前の大切な動きを何で見てくれないの？」と評価されない方が不満を持ってしまう事があります・・・

美味しい所だけ取られて「美味しい所をアシストしてあげた動きが表舞台に出ない」もどかしい気持ちが「嫉妬」や「嫌悪感」に繋がってくるのかと思います・・・

結果論だけでモノゴトを理解される前に、結果を産み出す前段階の動きを評価してもらえる事が大切だと思います！！

結果の評価だけでなく「過程を上手く伝える能力」を上げる事

結果を産み出す前段階である「過程の動き」を評価してもらうのはとても難しい事です。
結果は評価する内容が分かりやすい為発言しやすい内容ですが、過程の動きは内容が分かり辛いモノゴトである為、あまり自分からアピールし過ぎると聞いている相手としては、内容が分かり辛くて押し付けられる感が出てしまい、嫌悪感を抱かれてしまう可能性があります・・・

そこで大切な事は、結果に対する過程について話し相手を不快にさせず伝える能力を高めていく事が重要になってきます。

それでは、過程を上手く伝えるにはどうすれば良いのでしょうか？

結果を作る為に動いた過程を簡易的に伝える能力を身に付ける事が重要になります。

過程の動きが5つあるならば、5つを凝縮して1つにまとめて、自分は過程で動いた事を相手に伝える事が出来れば、複雑でまどろっこしい内容ではない為、相手も話しを聞いてくれやすい状態でいてくれます。

その結果「この人は知人の結果を作る為の動きを一生懸命出来る人なんだ」と理解してくれるかと思います！！

ただ、ここで注意したいのが「自分は過程を一生懸命作ってあげたんだ！！」と恩着せがましい言い方になってしまうと、相手から嫌がられてしまう可能性があります・・・

その為、あくまでもサラッと伝える事が重要になります。

過程に対して細かい内容を伝えても、相手は具体的な内容を欲しがっていません！！

もし、「細かい過程について聞きたい」と言うならば、結果を産み出す為に過程ではどの様な事をしたのか具体的にお話ししてみてはいかがでしょうか？

自己主張は程良くアピールして行く

現代社会は「結論だけを求める方」「切り取った情報を答えとして考える方」が増えてきて、結論が完成される為の細かい内容が省かれやすくなっています・・・

その結果、結論の内容だけ評価されて、過程を作った事がないがしろにされてしまう事が多いです・・・

情報量が多く現代社会の中で、日々忙しい毎日を送っていると、過程に目を当てる事を避けてしまうのはしょうがない事です・・・

ただ、過程を作った方が日の目が当たらないで蔑ろにされる事で人から評価されない事が現代社会の闇であり、評価されない人間がストレスを溜めて人を傷付ける行動を起こしてしまうと、世の中が明るくなりません・・・

それならば、人を傷付けてしまう行動を起こす前に日の目が当たり辛い状況の過程の動きを、相手が不快にならない形で伝えて行く事は大切だと思います！！

縁の下の力持ちの皆さん、ご自身の行動が伝わらずにストレスになっているならば、上手く人へ伝えて行きましょう！！