数字を出せば正解だという仕事方法は正しいのか?

数字を正解だと主張する仕事方法は正しいのか?

2020.03.04

インターネットで宣伝すること出来る様になってから、「アクセス解析で数字を基に仕事を進めていく」「インターネットが出てくる前でも市場調査して数字を基に仕事を進めていく」「テレビの視聴率を参考に番組を作っていく」等々、数字を基準に仕事をしていくのが一般的な仕事の進め方なのかと思います。

会議等をしていると上司から「お前数値を出して話ししろよ!!」なんて怒られたことのある方もいると思います。

数字を出して話しをするのは大事なことです!!

大切なことだと思うので繰り返しますが、数字から算出された答えは、仕事をする上で参考になる情報だから大切な情報です!!

ただ「数字が全て正解であるのか?」と思うことがあります・・・

数字を出して話すことは間違いだと思いませんが、

「数字を出した結果実のある答えがあるのか?」
「出した数字は本当に正解なのか?」
「仕事の上で数字を活かしているのか?」

ネットが一般化してきてから数字が以前に増して強い権力を持つ様になってきてしまったと何となく感じてきました・・・

そこで、今回は「仕事と数字」について書いていきたいと思います。

「数字出せ」な人は数字を仕事で活かしているのか?

私はWeb業界で仕事をしています。Web業界で仕事をしていると「アクセス解析の情報を基に話しをしてほしい」と言われることがよくあります。

広告を投下すれば「どれだけの人数がアクセスしてきて、どれだけの時間HPが見られているのか、どれだけの人が物を買ったのか?」様々なアクセス解析で出すことが出来る情報を求められることがあります。

アクセス解析で出した結果「このページから商品が売れるからさらにネットユーザーにアピールしよう」「重要なページなのに滞在時間が短いからコンテンツを強化しよう」

この位の内容ならアクセス解析の使い方が分かればだれでも出せる答えだと思います。

ここでまず違和感を感じるのが、アクセス解析で数字を出すまでがゴールになってしまい、改善することを重視しない傾向が増えてきている様に感じます・・・

数字は結論ではなく過程(仮定)であると思う

先ほども書いた上司が会議で「数字を出して話しをしろ」と言う言葉ですが、数字を出して正解を見出すことは正しいことです!!

ただここで言う「正しいこと」とは何か?

それは数字ではなく数字の先にある結果のことだと思います。

アクセス解析で出した数字が結論ではなく、数字は結論を出す為の材料なのです。

洋服を販売している通販サイトのアクセス解析で数字を出した結果、「売り出したい洋服が思ったより売れていない。だからこのページを改善することは必須だ」

では「どう改善するのか?」

「洋服の見せ方を変える」「販売価格を変える」「売りたい商品ページの購入率を高める為のフックになるページを作る」これらの改善方法があるかと思います。

これらの改善方法を見てもらうとわかる通り、アクセス解析の数字で出した改善方法ではありません。

アクセス解析の数字は改善を作る為のきっかけであり、答えを作り上げるモノではありません!!

「数字出せ」が正義になり過ぎている

数字は結論を出す材料である説明をしてきましたが、ここでは「数字出せる人間が仕事の出来る人間だ」と言うような考えについて持論を書いていきたいと思います。

「数字を出して話ししろよ」っていう方で、数字出せば仕事している系の人が嫌いです!!

「数字はウソつかない」「数字を基に改善するのが正しい仕事方法」これらの言葉を言う人間。

「んなの分かっとるわ!!」ただ言わせてもらうと「数字はウソつけるよ!!」「数字が100%真実性のある根拠はあるのか?」って言いたくなることもあります・・・

「Web広告大量に出せば無意味なユーザーもWebサイトにくるでしょ?」「リサーチデータって自分達の都合で数字作ることも出来るでしょ?」「そのアクセスしてきたユーザーのパーソナルな面まで見えてないでしょ?」って言いたい時もあります。

ただ、アクセス解析のプロフェッショナルな方であれば「無意味な数字」を排除して数値を算出することが出来る方もいるでしょう。

ただし、先程も説明した通り、当サイトとしては数字とは「正しいことを作り上げる為の材料である」と言わせて頂きましたが「数字を出して課題を出した人間が褒められる仕事環境」が個人的には増えてきているのが違うと思うのです!!

数字は大事!!でも数字に依存されずに仕事をしていきたい


アクセス解析を使いこなせる方は非常に仕事が出来る方が多いと思います!!

数字から新しいことを導いていけるでしょうし、課題点を見つけることも出来ると思います。

数字は大切な指標です!!

ただ、数字から「クリエイトすること」「リペアすること」を見て見ぬふりすること、数字を出して満足することで数字が正義だと主張するのは違うのではないかと思います・・・

また、「数字が出せればその内容が全て正解である」と決めつけて仕事をしていくのは個人的には間違いではないかと思っています。

繰り返しの言葉となりますが、数字は大切な指標であるのは重々承知です!!

ただ、数字だけ見てモノゴトの答えを出そうと数字だけを見つめて結論を出そうとしても、肝心な答えが見つからないこともあるのです!!

個人的には数字と睨み合いするばかりだけでなく、「外に出て色々なことを学んだり、勉強したり、知らないことを日々吸収したり、色々な方と合ってコミュニケーションをとること」で、新しいことをクリエイトしたり、リペアしたりする為の能力が上がると思います。

そんな仕事力を高めた中で数字を活かすことが出来れば、素晴らしいパフォーマンスを発揮出来るかと思います!!

数字信者になり過ぎない様に仕事をしていくことを当サイトではおすすめします!!