デジタル社会やインターネット社会を見直すべき時代にきたのではないか?

デジタル社会やインターネット社会で注意するべきことについて

2020.04.09

「急な用事があれば携帯電話ですぐに伝えることが出来る社会」
「分からないことがあればインターネットで調べることが出来る社会」
「CDを手にしないでもすぐに音楽を聴くことが出来る社会」
「直接会わないでもパソコン上で顔を見合わせて飲み会が出来る社会」

デジタルやインターネットの進化により、とても生活が楽になった世の中になってきたのかと思います。

私が小学生の時は携帯電話なんて一部の人が持つ時代で、ポケベルやPHSが普及してきた中学時代。

CD・カセットテープ・MDが無くても音楽が聴ける時代なんて高校時代には想像も出来ませんでした。

そんな時代と比較したら、デジタル社会やインターネット社会の発展は本当に凄いなと思います。

ただ、デジタルやインターネットの発展が独り歩きしているのが現代社会であり、このままさらにデジタル社会やインターネット社会が進んでくるのが怖く感じます・・・

そこで、今回は今後来るデジタル社会・インターネット社会について注意するべきであることを書いていきたいと思います。

デジタル社会・インターネット社会とはどんな社会

まず初めに、デジタル社会やインターネット社会とはどんな社会であるかを解説していきたいと思います。

難しい言葉は抜きにザックリとした形で紹介していきます。

デジタル社会とは、IT化が進んできた中でテクノロジーを利用して、無形な物から一般的な生活をより便利に過ごせる様になってきた社会を当サイトではデジタル社会と考えています。

紙幣やカードと言った「有形の物」を出してモノやサービスを購入していたのに、有形の物を出さずにスマホをかざせば購入手続きが完了出来る様になったのがデジタル社会として分かりやすい例えかと思います。

インターネット社会とはIT化が進んできた中、ネットワーク上で多数の情報を発信する技術が出来上がり、デジタル化が進んできたことによりパソコンや携帯電話の機能の向上やタブレット端末が開発されました。

その結果、パソコン等のデジタル機器で情報を発信出来る社会を当サイトではインターネット社会と考えています。

分からない言葉があれば書籍の辞典で調べていたのが、パソコンやスマホで調べることが出来る社会、観たい映画があれば映画館へ行く。

レンタルショップで借りるといった生活が映画見放題のサイトに行けば、ボタン一つクリックして映画を見ることが出来る社会がインターネット社会の分かりやすい例えかと思います。

デジタル社会もインターネット社会も文明の発達により「生活が便利になった」とプラスに動いている面が多々あるのは勿論ですが、決して全てがプラスに進んでいるとは私は思っていません。

デジタル社会・インターネット社会を怖いと思う理由

デジタル社会やインターネット社会がプラスに進んでいる半面、マイナスにも進んでいる理由を書いていきたいと思います。

◆これから年を取ってきて自分がデジタル社会・インターネット社会に追いつけるか分からないから
デジタル・インターネットの世界が進化することで、人間もその進化に付いていかなければなりません。

その結果、年を取ってくると老化と共に新しいモノゴトに対する理解力も低下してくるわけです。

どんどんアップデートしてくるデジタル・インターネットに一番すんなり受け入れることが出来る若い世代が主役になってきてしまい、時代に付いていけない目上の人間が尊敬されない社会になってくる恐れがあります。

◆人対人の関係性が希薄になりそう
デジタルな社会、インターネットな社会では人と直接会わなくてもコミュニケーションを取ることが出来る社会になってきました。

簡単に相手とコミュニケーションを取ることが出来る社会はとても便利になったと思います。

ただ、電話、メール、line等で対面しないでも簡単に連絡が取れる状態になったことで、人と会わないでもコミュニケーションを取らなくても良いと言うのが、人間関係の絆を脆くしてしまう恐れがあるのではないかと思います。

◆情報が多過ぎて情報精査に苦労しそう
インターネットが一般化してから分からないことがあれば検索したり、SNSで情報を収集出来る様になりました。

簡単に情報を収集出来る様になり、効率的に情報を探して自分の知りたい情報をすぐに見つけることが出来る為、無駄な作業が減ったという方も多数いるかと思います。

ただ、情報を探している時に1つの疑問に対して複数の答えがある、調べた内容以上の情報が出てきてしまうといった、過剰な情報を見つけてしまうこともあります。

インターネット環境にいる方であれば、だれでも情報が発信出来る様になった今日、情報量が増え過ぎて何が本当で何が嘘であるか情報の精査が難しくなってしまいます。

効率的に探した情報だったとしても、結果虚偽の情報である恐れも出てきます。

◆考える力が衰えてきそう
分からないことがあればパソコンやスマホがあれば簡単に調べることが出来る様になったため、細かいことを考えないですぐに情報を取得することが出来ます。

情報の真偽は置いといて、情報をすぐに取得が出来るということは、深くモノゴトを考えずに情報を取得出来るということです。

その為、情報を見つける為に考える能力を使わないで知りたいことが知れてしまうことからあまりモノゴトを考えなくても良く、結果考える力が衰えてきてしまう様に感じます。

◆アナログ的なモノゴトが衰退しそう
デジタルやインターネットの進化により、新しいモノゴトに目が行きがちになってしまい、結果アナログ的なモノゴトは古いと捉えられてしまい、関心が持たれなくなってきてしまう恐れがあります。

新しい文化が発展してくることはとても良いことですが、昔からあり今でも必要であるモノゴトが衰退していく恐れがあります。

デジタル社会やインターネット社会によるネガティブな面についてまとめてみると?

年上を敬う傾向が無くなってきた現代社会の中でデジタル社会やインターネット社会は、年を取ってくる人間を受け入れないでいると、目上の人間を軽視してしまう世の中になるのではないかと思います。

また、今ではSNS飲み会と言った直接会わずにデジタル機器の画面上で顔を合わせてお酒を飲みながらコミュニケーションを取る飲み会をする方も増えてきました。

SNS飲み会が悪いという話ではなく、忙しい人や友人との在住地が遠い方にとってはとても有効な飲み会方法だと思います。

ただ、飲み会の様なコミュニケーションは人と人が直接対面するのが常識です!!

その中でSNSのコミュニケーションが当たり前になり過ぎることで、人とのコミュニケーション力も低下してしまう様に感じます。

新しいモノゴトを大切にするデジタル社会やインターネット社会は、人間力を低下させてしまうのではないかと思います・・・

デジタル化・インターネット化は進んでいるが人間の能力は上がっているのか?

デジタル社会やインターネット社会が人間力を低下してしまうのではないかと思う理由として、デジタルやインターネットは世の中の進化しているツールになります。

一方人間は、何かしら進化しているのでしょうか?

「情報を収集する能力が飛躍的に上がる」「情報を精査する能力が飛躍的に上がる」と言った目に見えて能力が向上したことは何もないと思います。

それなのに、デジタルやインターネットはAI・VR・ビッグデータ等日々能力を進化させる為に世の中は動いています。

人間は今現在機能的にアップデートされませんが、デジタルやインターネットは機能的にアップデートされている物である為、人間とデジタル・インターネットを比べた場合、能力値の向上が比例していないと思います。

結果、アップデートしているインターネットやデジタルは能力が向上しているのに、人間の能力は向上せず、能力が上がったデジタルやインターネットに依然してしまい人間力が低下してきているのではないかと思います。

デジタル社会・インターネット社会が悪くない!デジタルやインターネット頼りが間違っている?

デジタル社会やインターネット社会が悪い様に書いてきましたが、デジタルやインターネットが悪いなんて思いません!!

むしろデジタルやインターネットの向上はより生活環境を向上する為に作るモノゴトだと思います。

SNSのお陰で人を助ける情報が公開出来る様になったり、デジタル化の進化により医療の分野でより精密な手術が出来る様になってきました。

まさにデジタル社会やインターネット社会は人を助ける為にとても役立つ為に大きな貢献をしてくれることもあります。。

ただ、インターネットに依存し過ぎてしまい

「デジタルやインターネットで楽をすること」
「デジタルやインターネットで効率化ばかり求めて考えない様になってしまうこと」

デジタルやインターネットが正義であり、デジタルやインターネットがあれば何でも解決出来るといった考えに依存され過ぎない様に注意しなければいけません。

デジタルやインターネットに甘え過ぎないこと


デジタル社会やインターネット社会のネガティブな点を長々と書かせて頂きましたが、何が言いたいのか?

それは「アナログなモノゴトに対しても敬意を持つこと」「インターネットの情報を重宝し過ぎない様にすること」を伝えたいです!!

デジタルやインターネットのクオリティが信頼出来ないと言うことではなく、デジタルやインターネットに頼り過ぎて、考える能力を放棄してご自身の地頭を低下させない様に注意するべきだと思います!!

また、楽に出来るデジタルやインターネットに依存し過ぎると、複雑なモノゴトが起きた時に逃げ出す人間になる恐れだってあります・・・

その為、最新の文化であるデジタルやインターネットに依存し過ぎず、アナログなモノゴト(本・辞書・街中で見かけた情報・美術館等)にも目を向けて、必要であればご利用してみてはいかがでしょうか?

繰り返しますが、デジタルやインターネットがダメではなく、デジタル社会やインターネット社会へ甘え過ぎて自分の人間力を低下させない様にすることが重要です!!