何事も白黒(シロクロ)つけ過ぎる現代社会に対する違和感

白黒(シロクロ)をつけ過ぎる現代社会の違和感について

2020.01.14

今の世の中「仕事場」「プライベートの場」の中でご自身に問題が起きた場合や有名人の「炎上する様な行為」「気に入らない行為」に対して「良いこと」と「悪いこと」で完全に決着させたがる方が多いのに違和感を抱くことが個人的にあります・・・問題が起きれば解決しなければいけないのは当たり前なことですし、悪いことをすれば反省させる様に白黒を付けなければいけないと思います。

ただ、先程も書きました「完全に決着させなければいけない」使命感が世の中を窮屈にさせてしまい「生活し辛い環境」を作っているのが、現代社会のマイナスな方向に向かわせている様に感じます・・・自分自身に対してはもちろん、家族や恋人、友人、ネットの世界の知らない人間等の第三者に対して嫌悪感を抱いた時に白黒付けず「グレーとして評価する考えも時には必要ではないか」と考えることが「現代社会を上手く生きていくのに重要なことではないか」と感じたことを書かせて頂ければと思います。

決して「悪いことや人を傷付けたことを見逃せ」という意見ではありません!!「自分に多大な関わりの無いこと」に対して「自分ごとかの様に白黒付けるのが違わないか?」と言ったお話しです!

ストレス時代が簡単に出来上がってしまう時代・・・

「あいつが不倫した」「こいつが悪口を言っている」「職場の上司がウザったい」「好きな人が振り向いてくれない」「テレビで生意気なこと言うアイツがムカつく」・・・・・

生きていると、自分ごとや他人ごとに関わらずイライラすることは沢山あります。

人間は感情ある生き物だからイライラする感情を持つことは当たり前です!!

私が根っからのポジティブな人間では無いから分かりませんが、「何事に対しても」ポジティブに捉ええたり、ハッピーに考えたりすることが出来ればイライラすることってすくないのかもしれません。

ただ、自分にはそれが出来ない為、自分の感情に反するモノゴトがあったらイライラすることがあります・・・そんなイライラを感じた時にどんな行動を取るか?

私なら「家族や友人に愚痴る」「爆音で好きな音楽聴く」と言った良くあるパターンのストレス解消法でイライラを消し去るようにしています。

正直愚痴る時に自分中心的な意見で、悪口になってしまうこともあります・・・

ただし、大人になってからは悪口に対して自分で責任を持てる範囲で話しをしています。

大人として自己主張に対する発言で、人をネガティブに言うならそれなりの覚悟や責任を持たなければいけないのが大人の男だと思います!!

「悪口言う人間に対する喧嘩売る覚悟」と「悪口を聞いてもらう方への敬意」を忘れないにすることが大事だと思います。

イライラを不特定多数の方へ訴えることが出来る嫌な世の中

個人的な考えですが、イライラするモノゴトが年々増えて来ています・・・

若い頃に比べて「体力的」「外見的」な所が衰えた、「モノゴトの捉え方」「価値観」が人とズレてると感じたりすることもありイライラすることが増えた様に感じます・・・

上記の内容は年を取ってくるとイライラする原因なのかと思いますが、イライラについて考えて感じたことがあるのですが、イライラが多発する場面が若い頃に増えてきたと感じることがあります・・・

イライラを多く作っている場面は何か?インターネットの世界です!!
インターネットを開けば「様々な情報が入ってくる」・・・嫌な情報は見なければ良いと言う人がいても「スルースキルはそこまで高くない自分」のせいでイライラの原因となる話題が入ってきてしまう・・・

「不愉快な芸能人ぶった有名人のくだらない話題にイラッと来る」「弱い物を傷付ける人間を追い込みかけたくなる程腹立たしい気持ちになる」「勝手な憶測で平然と人を捲し立てる」

「インターネットでの匿名性を利用して言いたい放題」「インターネットを利用して人から良く見られたいが為に良い人間演じて表面上の良い人キャラ作る痛々しい人間」「自分を必要以上に大きく見せる詐欺まがいな発言」

幸か不幸か私の人生「素晴らしい人達と出会っている人生」でもあり「最低な人間とも出会っている人生」だから思う、人を斜めから見てしまう自分の駄目な所もあります・・・
もちろん相手のせいばかりではなく、自分にも非があったのかもしれませんが、とにかく自分にとってマイナスな人間と出会う機会も数多くありました・・・

ただ、自分にとってマイナスな人間とは自発的に縁を切って人間関係を大きく改善した頃から感じたことがあります。

「白黒(シロクロ)」でモノゴト見過ぎずグレーな意見を持っても良いのかと思いました。

場合によっては白黒以外に「グレー」にしても良いのではないか?

今の世の中って、「問題が起きた時」「疑惑が起きた時」に白黒(シロクロ)を付けたがる風潮が強くなっているかと思います。

前もって言いますが、「犯罪・人を傷付ける・多大な人に迷惑をかける」と言った行為については白黒付けなければいけないのは当たり前なことです。

ただ、今の世の中では、自分に関係無い所でもインターネットの影響で、自由過ぎる場所で首を突っ込んで意見することが出来る様になりました。

自分ごとではなくてもストレス解消や何かしらの欲求を満たしたいことから言いたいことを遠慮なくぶつけてきます!!

そんな中で、議論に関係無い人間が本質を見ずに「好きor嫌い」「良いことor悪いこと」の2択で人を評価しようとする風潮が強いと個人的には思います・・・

別に私が世の中の裏側を知っている凄い人間では無いですが「ネットでは神格化しているアーティストさんでも裏で凄い性格悪い方」や「表では物凄く嫌われているが裏ではとても礼儀正しい芸能人の方」と言った話しを聞いたことがあります。

私自身が上記の方の実態を見たことがない聞いたことある話し(教えてくれた相手はかなり信憑性が高い方)です。

自分が実際に見たことが無い人伝の情報を自分が直視した様な形で勝手に解釈するならば、グレーな形で答えを持っていようと思います。

「見たこと無い情報」や「憶測な情報」や「イメージのみ」や「人伝の情報」で正誤を決めてしまう人間性は「人を傷付けてしまう」「モノゴトを見る本質的な能力が欠けてしまう」ことで人間力が低下してしまう恐れもあります・・・

何でもかんでも白黒でモノゴトを見るのではなく、少しばかりグレーゾーンな解釈をする余裕を持つ気持ちを大切にしてみてはいかがでしょうか?