インターネットでの中傷行為による正義感について

有名人の不祥事が多い今日この頃(2019年12月現在)ネットでは様々な意見が飛び交っています。

悪いことをすれば、悪いことをした人が叩かれるのがインターネット社会の常識になっているのが今日この頃だと思います・・・

インターネットで人を叩くことについて当サイトで何個か記事を書いてきました。

→SNSの普及により匿名で中傷する方の心情を考えさせて頂きました
→ネットで知らない人を中傷して相手が自殺をしてしまったら・・・

ちなみに当サイトとしては状況や立場等の場面によりますが、「匿名で中傷するのは良くないのでは？」と思い、「中傷は辞めた方が良い」と言った活動を、当サイトでは行っていきたいと考えております。

そんな中でここ最近の有名人に対する不祥事により、ネットでは有名人が叩かれている光景は、「正直悪いことをした有名人が叩かれているのはしょうがないことなのか」と少し思いながらも、どうもモヤモヤする中傷を見掛けることがあります・・・

そこで、そんなモヤモヤな気持ちになるインターネットからの中傷による内面的なお話しを書かせて頂きたいと思います。

ネットでの中傷に対してモヤモヤ感のある悪いモノゴト

「違法なモノゴトを犯してしまった」「世の中のルールに反してしまった」「筋を通さなかった」等の人から反感を買う行動をすると、インターネットを通じて事件を犯した人間を責めます。

個人的には自分より弱い立場の人間に対して自分の欲求で傷付ける様なヤツは中傷されるなんて甘い、身体的なダメージを大いに与えても良い位の気持ちを持っています！！

「虐待」「強姦」「弱い者いじめ」するヤツはシバキ倒しまわっても良いと思う位の気持ちが私個人にはあります！！！！

上記のことは極悪なことですので、どんな理由があってもインターネットで叩かれても当たり前だと個人的には悪いとは思いません！！

この様な胸糞悪いモノゴトはネット上の中傷から除かせて頂きます。

今回言いたい悪いモノゴトとは、「薬物問題」「金銭問題」「恋愛問題」と言った悪いモノゴトであるには変わりないですが、モヤモヤとさせる悪いモノゴトです・・・

薬物は悪い、払うべきお金を払わないのは悪い、結婚しているのに浮気や不倫をするのは悪い。「悪いことは悪い」と言うのは決して否定しません！！

ただ、「薬物問題」「金銭問題」「恋愛問題」と言った悪いモノゴトに対して、過剰に感じる言葉が第三者から飛び回っている様に感じます・・・

悪いモノゴトを叩く人間に感じるモヤモヤ感について

「薬物問題」「金銭問題」「恋愛問題」と言ったモヤモヤした悪いモノゴトはインターネット上で様々な意見が飛び交います。

人は感情を持っているのだから感情に合わせてインターネットと言う言論のほぼ自由な空間で辛辣な意見が書かれます。

「薬物問題」「金銭問題」「恋愛問題」は内容の程度に違いはあるものの、悪い出来事が起きれば悪いことをした人間は悪い言葉を浴びてしまいます！！

これが中傷と言う行為になるのかと思います。

中傷とは人を悪く言う言葉になりますが、悪いモノゴトをすれば悪いことを言われてしまうのは仕方ないかもしれません・・・

ただ、ここでモヤモヤが残ってしまうのが、悪いことをした人間に対して誰もが中傷行為をしても良いのでしょうか？

傷付けられないことを言いことインターネット上で中傷すること

自分と直接関わりが無い人間で、自分に直接被害が無い人間に対してインターネット上で中傷行為を起こすことが正しいのか疑問に思ってしまうことがあります・・・

確かに薬物は犯罪であり、不倫問題はパートナーを傷付ける行為です。

ただ、直接関わりの無い方が叩く行為について叩く権利が有るか無いかと言うと、無いと思います。

人間感情がある生き物だから感情的になったら悪いことした人間を責めるのは分かります！！

ただ、叩く時に「どこのどなたか」の素性を明かさずに攻撃すること。
素性を明かしても自分は手を出されないことを良い事に悪いモノゴトした相手をインターネット上で攻撃するのが卑怯に感じてしまいます・・・

「虐待」「強姦」「弱い者いじめ」の様なクズな行為するヤツは誰からでも叩かれ様がボコられようが私個人としてはどうでも良いです。
ただ、自分のストレスのはけ口を理由に、自分に直接関わりが無い悪いモノゴトを自分が関わらない所から攻撃だけするのは筋違いであると思います。

この様なことを言うと、ネットで色々なモノゴトに対して中傷する人間からは反論が出て来るかと思います・・・

言い訳を作って中傷する理由を作る

「自分に関係無いことに対してストレスのはけ口を目的に悪いモノゴトをした人間を叩くのは良くないよ！！」と言ったとしても、中傷する側としては「悪いことした人間のせいで世の中に悪影響を与えるから中傷するのは正義だ」と言った意見が出て来るかと思います・・・

「悪いことをした人間を叩くことで、世の中の価値観を正している」と言った意見が返ってくるかもしれません。

ただ、世の中の価値観を正す為に、悪いモノゴトをした人間に対して自分が傷付かない立場で中傷することが正論になるのでしょうか？

現代社会は品行方正が正義であり、意地や間違った理屈で品行方正な意見を作っている様に感じることがあります・・・

正義が正しい雰囲気がより強くなり、正義を作る為にうわべだけの内容からでも正しい意見を作り上げているのが今の社会だと思います。

インターネット上での正義を考えるべきではないか？

悪いことがあれば中傷する動きを起こしてしまう中で、うわべだけの内容で正義を作ると言うのは、自分が正義であることを誇示しようと簡単に作れる正義感をカッコよく表現することです。

自分自身にモノゴトの考え方があるのは分かります。

感情的になったり、自分の機嫌が宜しくない時に正論的な理論を何となく作り上げて悪者を叩きたくなる気持ちも全て否定筋合いはないと思います・・・

ただ、インターネットを使い名指しで中傷したことは無いし、筋違いな中傷はする気が無い為言わせて頂くと、正しい言い回しを作れば人を中傷するのは良いのでしょうか？

それっぽい言葉を並べて自分が被害に遭っていないモノゴトに対して、正義感を振るうのは間違っていませんか？

「悪いことをしたら悪い！！」と言う意見は間違っていませんが、意見を言うのは悪いことをした関係者や身近な人間のすることだと思います！！

正義だと思って簡単に作ったうわべだけの正義感は、相手を正すのではなく相手を負の方向に持って行く恐れもあります！！

インターネット上での間違った正義感は、皆の前で恥かしい思いをしてしまった人を「かわいそう～」と同情している様に見せながらも嫌味ったらしく煽る行為と変わりない様にみえます！！

この数年インターネット上での中傷は、リアルな生活の様々なネガティブな面の根源に繋がっている様に感じている為、中傷についてはこれからも書かせて頂きたいと思います。
インターネット上での正義は時や場合によっては大きく人を傷付けてしまうと思いますのでよく考えるべきです！！