フリーランスを5年以上経験した立場から伝えたいフリーランスの働き方や概念とは?

フリーランスの方のおすすめしたい働き方やフリーランスとしての概念を解説

2020.03.16

この記事を書いている私は現在小さいながら1つの会社を経営していますが、元々5年以上フリーランスでWeb業界やPR業界のプランナーとして活動していました。

そんな中で、フリーランスの方は現在とても大変な時代になったと思うことが多々あります。

もちろんフリーランスはいつの時代でも大変であるには変わりありませんが、フリーランスを経験したからこそ分かる、フリーランスの方にとって今後の糧や為になることをお伝え出来ることを書いていきたいと思います。

また、自分の経験以外にも身近にいるフリーランスの方とお話しする機会も多く、現在フリーランスでお仕事をしている方以外にも、今からフリーランスを目指す方にとっても参考になる内容になるかと思います。

「お前誰だよ!!」と思われるかもしれませんが、良い意味で匿名だからこそ書けるちょっと辛辣なことや経験したからこそ分かるあまり触れない方が良いかな思う嫌なことも書いていきたいと思います。

フリーランスは「どの様な業界」「どの様な職種」の方が多いのか?

フリーランスって「どんな業界の方」や「どんな職種の方」がいるのか気になる方が多いのでしょうか?

それぞれの業界でフリーランスの方はいるのでしょうが、ここではフリーランスの方が多い業界や職種を紹介していきたいと思います。

■フリーランスの多い業界

クリエイティブな業界

Web業界・アパレル業界・映像制作と言ったクリエイティブさが求められる業界の方が多いです。

IT業界

ネットワークに精通したインフラを構築する業界

建物に関する業界

不動産業界・建築業界と言った「住」や「店舗」に関する建物に精通した業界

問題解決に従事した業界

Web業界・コンサルティング業界・広告代理店・PR会社と言った企業の売り上げやブランディングを上げる業界

■フリーランスの多い職種

デザイナー

Webサイトや物を作るクリエイティブさを活かす職種

エンジニア

インターネットの基幹システムに携わる職種

コンサルタント

企業の問題解決をメインとしたお仕事をする職種

プランナー営業

クライアントと一番近い位置でお仕事をする職種

フリーランスになる為にはどうすれば良いのか?

フリーランスの方ってどの様な経緯でフリーランスになったのかと疑問に思う方へ、フリーランスになる為にはどうすれば良いのか説明していきたいと思います。

サラリーマンからフリーランスになるパターンは2つあります。

①ご自身でクライアントを持った状態でフリーランスとなる
サラリーマン時代に副業をやっている中で、副業の収入が安定してきたことをきっかけにフリーランスとして独立するパターンです。

これは「クリエイティブな職種や業種」と言った手に職がある方が本業の仕事外でお仕事を受ける方に多いかと思います。

また、これはグレーな形だと思いますが、サラリーマン時代にクライアントと直接関わる仕事をしている職種の方が、フリーランスになるから自分のクライアントにしてしまういわゆる「引き抜きパターン」をする方もいます。

これは基本的にはダメな行為ですが、現職の会社と話し合ってクライアントを持っていくことを許可してもらう等の筋を通すのが重要になるかと思います。

②お金を貯めてからフリーランスになる
フリーランスとして動きたくてもフリーランス当初は収入が安定しないと懸念している方は、フリーランス当初の生活費としてお金を貯めてから、当初の生活費の貯金が溜まったことでフリーランスとして独立するといったパターンです。

「新しいサービスをしたいけどすぐお金にならない」「今までしてきた仕事を独立して動いて行きたいけどゼロから始めるから当初は収入が入らない」方が、フリーランスとして独立する際のパターンなのかと思います。

サラリーマンが嫌でフリーランスになるのも1つの答え

フリーランスになりたい理由ってどの様な切掛けがあるのでしょうか?

「今行っている仕事の自分一人の力を試したい」「将来会社を立ち上げる前準備としてフリーランスになる」

上記の様な理由からフリーランスになりたいのは正統派な答えであり、大半の方がフリーランスになりたい動機だと思います。

ただ、フリーランスの方とお付き合いしている中で思うことが、「サラリーマンとしての生活が出来ない」「人の下で働くのが嫌だ」と言ったサラリーマン不適合者的な考えの方が多くいるなーとも思います。

サラリーマン不適合者とは「生活が出来るお金を個人で稼ぐ能力がある」時点で社会人として仕事は出来るのが前提として、「決められた時間に出社する」「決められたノルマがある」等の決められたルールを守ることに抵抗感がある方がいわゆるサラリーマン不適合者ということです。

「このようなことを書く意味あるのか?」と思ったのですが、サラリーマン生活をしている中で、自分が社会人として間違っているのではないかと考えている方へ伝えたい、サラリーマンが合わないと感じているならば「フリーランスに転身する考えを持っても良いのではないか?」と感じたから書かせて頂きました。

フリーランスは相手から認められないと収入がもらえません!!

サラリーマン生活に違和感がある方はフリーランスになる選択肢を持っても良いと説明させて頂きましたが・・・

サラリーマンとして仕事の結果を出したことが無い方、責任を果たしたこと無い方が「サラリーマンが嫌だからフリーランスになろっと」では、フリーランスになったとしても生活出来ずにサラリーマンへ戻る流れになるかと思います・・・

フリーランスは自分の責任で収入を得なければいけない為、収入を得るためには「仕事のスキルや責任感」を収入を得る企業から認めてもらわなければいけません!!

ただ、現在フリーランスで収入を得るのは難しくなっている様にも感じるのが個人的な考えですが本音です・・・

価格破壊が起きているフリーランスの苦痛

「フリーランス全業種・全職種の方」に共通するわけではありませんが、フリーランスの方が生活出来る収入を得るのが厳しくなっている理由を説明していきたいと思います。

なぜフリーランスの方が収入面で苦戦するかの理由は2点になります。

1点目はフリーランスの方へ金をお支払いする企業側が「外注費を削減しているのかな」と思うから。

2点目は「フリーランスの方がお仕事の依頼を低価格で受けること」が多く感じるから。

この2つの理由は「各業界・各職種共にフリーランスの方が増えたから」が大きな理由になるかと思います。

フリーランスは横のつながりで協力していくことは勿論あると思いますが、同じ仕事をしているフリーランスの方とコンペ形式でライバルになることだってあります。

「実績やスキル」でコンペを戦うフリーランスの方がいるのは勿論ですが、それよりも料金を安くして案件を受けようとするフリーランスの方が多いのも正直な所です・・・

フリーランスは自分の収入を自分で決めることが可能であるため「ご自身の収入状況」や「仕事を受けている状況」に合わせてクライアントから受ける料金を決める結果、低価格競争が始まってきます・・・

結果的に、フリーランスが受ける仕事の低価格予算が平均化してしまい、フリーランスの方がどんどん生活出来ない状態になってしまいます・・・

また、収入が入ってこない焦りから、せっかくご紹介頂いた案件を金銭的欲求で身勝手なことを言ってくる方が増えてきているのも正直感じます・・・フリーランスとして仕事を受ける上での価格破壊が起きているのが現状のフリーランス業界の金銭的事情化と思います・・・

フリーランスの方はお金優先な気持になるのは大いにわかるが・・・

フリーランスの方の中で金銭状況が安定していない時にお金が必要な時に、普段設定していた金額よりも高く金額提示する方がいます。

サラリーマンであれば会社が給与を支払ってくれるのに対してフリーランスは金銭面で守ってくれる方はいません・・・

その為、効率よく沢山の仕事を受けようとしてクライアント側が求めるパフォーマンス以下の仕事で高額の料金を求めてくるフリーランスの方もいます・・・

手を抜いてお金を稼ごうとする行動をするフリーランスの方・・・

誰も守ってくれないからお金を効率よく稼ぎたくなる気持ちはよくわかりますが、仕事の力を抜いてお金を稼ぐことに最優先になり過ぎると、クライアントや仕事を紹介してくれる代理店から見放される可能性もあり得ます・・・

クライアントや代理店がフリーランスの方を軽視して「金銭的な扱い」や「無理な要求」をしてくる場合もあるかと思います・・・

相手側が悪いことだってあるでしょうが、あくまでもお金を払ってくれる側に歯向かうのは社会人として正しい判断ではないかと思います・・・

また、個人的な意見としてフリーランスは自分がルールですから、もし理不尽だと思えば金銭状況が厳しくても断る勇気は必要ではないかと思います。

フリーランスは自己責任で仕事の選択が自由に出来るのですから。ただし、社会人として丁寧な断り方が必須です!!

フリーランスとして仕事する為に必要なこととは?

フリーランスの働き方や心構え的なことをお伝えしてきましたが、最後にフリーランスとして生活する為に必要なこととはどんなことなのか?

5年以上プランナーとしてフリーランスを経験してきた立場から思うことは

●コミュニケーション能力
●仕事のスキルを磨くこと
●丁寧な対応をすること
●ルールを決めること
●タフな精神力を持つこと

上記5点が重要になるのかと思います。

コミュニケーション能力・丁寧に対応することの重要性

フリーランスは社会的な信用が今現在では低いです・・・

サラリーマンであれば会社と言うブランドがあって会社員としてカテゴライズされますが、フリーランスは会社のブランドが無い為、仕事のやり取りでも信頼性が下がるのが正直な所です・・・(とても有名な実績があったり、有名な方であれば信頼度は高いのでしょうが)

その中で、一緒に仕事をする方とコミュニケーションを上手く取ることが出来れば良い関係を築けて、継続的にフリーランスとして仕事を続けていけるかと思います。

また、信頼性が下がるからこそ、仕事に対して丁寧に対応することで「この人なら信頼出来る」と思って頂くことが重要になるかと思います。

仕事のスキルを磨くことの重要性

ただし、仕事なのでコミュニケーションだけでなく仕事のスキルを求められることが必須な為、常に仕事のスキルをアップデートするマインドは誰よりも大切にした方が良いです。

「業界のトレンドや技術を常に追うこと」「情報交換を積極的に行うこと」等は常に忘れず、仕事力を高めて頂くことが重要です!!

タフな精神力を持つことの重要性

フリーランスは周りに人がいても、一人での活動となります。

その為、孤独感から精神的に辛くなることもあるかもしれません・・・その為、精神的に強くなる必要が出てくることがあるかもしれません。

ルールを決めることの重要性

サラリーマンに比べて自由になることから自己管理をしっかりとしなければいけません!!

フリーランスなりたての頃は、自由な時間が大幅に増えることに喜びを感じて仕事をサボってしまうことがあるかもしれません・・・

また、収入が予想以上に入ってくることで、安心して仕事をサボってしまうことがあるかもしれません・・・

そんな時に大切なことは自分に厳しくする様なルールを作ること大切です。

ただ、精神的に負担をかける様な厳しいルールを作るのではなく、仕事をサボらない為のルールを作ってみるのをおすすめします。

フリーランスは大変ですが前向きに頑張っていきましょう

フリーランスについて様々なことを書かせて頂きましたが、個人的にまだまだ小さな会社である自分もフリーランスと同じ立場であると自覚している中で、今後もっと会社を大きくしていきたいと思っています!!

今後はサラリーマンであってもフリーランスの様な個人個人の力が見られる成果主義の社会になるのかと勝手ながら感じております。

サラリーマンとフリーランスと経営者「どれが偉いか」「仕事が出来るのはどれか」なんてわかりませんが、一人の力で生きていくと決断したフリーランスの方ならではの覚悟は貴重な経験であると思いますし、成果主義の世界に参加することで大変なこともあるかと思います・・・

それでも、自分の自由で少しでも理想に近づける仕事が出来る様に頑張って前向いていきましょう!!

そして、自分もフリーランスの方と素晴らしい仕事が出来る様に頑張っていこうと自分の想いを伝えたところで終わらせて頂きます。