使えねーよ俺の部下!!上司のあなたは何も悪くないですか?

上司の使えない部下との付き合い方について

2019.03.10


「最近の若いやつは駄目だ!!」って言葉はいつの時代でも繰り返される言葉なのかなんて思いますが、仕事を重ねて行く中で若手プレイヤーから中堅・ベテランプレイヤーとなり、部下が出来たり、経営者の方ならば人を雇うことが出て来ます。

そんな時部下が「仕事が出来ない」と、イラッとくることがありませんか?上司や経営者は自分の仕事で精一杯の中、仕事を教えてあげても自分の思い通りに動いてくれないと「何やってるんだよコノヤロー」と思うこともあるかと思います。

上司や経営者側としての立場からすれば、仕事が出来ない部下のことは一生懸命でも努力していても心の中でイラつく気持ちは持ってしまうかと思います・・・

「人間だからイラッとするのはしょうがない」と言いたい所ですが、出来ない部下をただひたすら否定するのは違うと思いました。

そこで今回は、出来ない部下との付き合い方について考えて行きたいと思います。

部下の適正を引き出すことを大切にしてみる

出来ない部下にイラッとしてしまう方は、成長させることに努めるよりも、傷付ける行為をしてしまう方が多いのかと思います・・・

「怒りの感情を吐き出す」「駄目な所を晒し上げる」感情が優先的に出てしまうことが多いと思います。

そんな怒りや軽蔑の感情が優先的に出てしまう方へ「何で部下は仕事が出来ないのだろうか?」出来ない部下を出来る部下に改善する努力を第一に考えてみてはいかがでしょか?

余裕が無いと負の感情が優先的になるのは分かりますが、「負の感情」をぶつけ過ぎてしまうと、あなた自身も「負の状態」に陥ってしまう恐れがあります・・・

その為、出来ない部下を改善するにあたって「何で自分の部下は仕事をできないのか?」「出来る様にする為にはどうすれば良いのか?」「もっと適正な業務内容があるのではないか?」と言った、「相手の悪さを消し去ること」や「相手の適正を新しく引き出すこと」を第一優先に考えることを習慣付けてみてはいかがでしょうか?

人を変えるなら自分も少しずつでも変わるべきだと思います!!


感情を持っているのが人間だからこそ、イラッとしてしまう気持ちをすぐ改善することは難しいかもしれません・・・ただ、ずっとイラついた気持ちを持ちながら部下に接していても出来ない部下を出来る部下に改善することは、難しいです。

ただ、人を変える為には、自分もマインドを変えていかなければ何も変わることは無いかと思います・・・出来ない部下をいびって辞めさせるなんて考えをしている方もいるかもしれませんが、嫌がらせをするなんて仕事の効率的に対して非効率も良い所です。

余程「態度が悪い」「仕事を舐めている」部下であれば、上の方に駄目な部下であることを直談判する、経営者の方であれば首を切る判断をするのは気持ち的には十分に理解出来ますが・・・

部下に威圧感を与えていませんか?


部下に仕事を教えている時、無意識に威圧感を与えていませんか?始めの内は優しく教えていても部下の飲み込みが遅いと、教える側としても段々イライラしてきて結果的に部下に対する態度が悪くなってくるかと思います。

これはしょうがないと思います。自分が一生懸命教えていることを理解しないのだから部下が悪い可能性も大いにあります。

ただ、ここで部下に威圧感を与えて接していても相手は委縮してしまうのではないでしょうか?相手に恐怖を与えて相手にやる気を出させる方法もあるのかもしれません。

それでも相手に負の感情を与えて成長させることは、人間関係にプラスな関係を構築させるものではありません・・・それに負の感情を与えて相手を成長させても「あなたが困った時」や成長した部下が仕事に対して我を持ち「あなたと意見がぶつかった時」に、当時のことを根に持ちあなたに敵対心を抱いて来る可能性が大いにあります。

威圧感を与えて出来た仕事での人間関係は友人関係ではないから、恐らく部下は上司に対して友情としての私情を持っていることはほぼないでしょう。そのため、困っていても助ける気は無いでしょうし、友人では無い為、揉めてしまったらとことん敵対心を剥き出して来ると思います。

その為、部下を育てる時には感情に任せて理不尽な怒りを相手にぶつけない様に注意してください。

怒るなら相手の気持ちを思いやるべき


部下を教育する時は「高圧的な態度を取るな」と言うわけではありません!!失敗しても怒らずに優しい態度で接していても部下が舐めて来る可能性がありますから・・・

怒る時は怒るべきです!!ただし、イラついて威圧感を与える怒りではなく、「部下にやる気を出す為」「成長してもらう為」「可愛がっている為」に怒る時は怒ってあげるべきです。

決してあなたの感情に身を任せて相手を怒るのではなく、相手の為を想って怒る気持ちを忘れてはいけません。

出来ない部下に高圧的な態度を取ってしまっている方は考え方を変えてみてはいかがでしょうか?

部下の仕事に過剰な期待を求めていませんか?


部下を持つということは、部下は仕事が出来る人間になってもらいたいと思うでしょう。ただ、部下に対して必要以上の能力を求めている方はいませんか?

「こんなことも出来ないの?」「客観的に考えてもその考えは違うでしょう」「言っていること以上を理解して動かないと駄目だ」等々部下に不満をぶつけることもあるでしょう。

ただ、部下への不満をあなたの仕事に対する価値観のみで求めてしまうのは、部下からしたら「俺の仕事に対する価値観と違う」と思っているかもしれません・・・

これは部下が甘えた考えをしているかもしれません。甘えた考えをしている様であれば、愛のある説教をしてあげれば良いでしょう。

仕事の価値観は部下にもあります


あなたの価値観だけで仕事の技量を部下に求めているのなら、考えた方が良いです。仕事の価値観を押し付ける方に多いのが「せっかちな方」「自分勝手な方」「強引な方」「短気な方」です。自分のペースで仕事を進めていきたいが為に相手に求める仕事の価値観を相手にも求めてくることが多いです。

自分のペースや主張があるのは分かりますが、相手のペースや主張を尊重する考えを持ってみてはいかがでしょうか?

自身の考えばかりを押し付けていると、部下が委縮してしまい、思った以上のパフォーマンスを出し切れない可能性があります。

「せっかちな方」「自分勝手な方」「強引な方」「短気な方」は頑固な方が多い為、自分の価値観を変えるのが難しいかと思いますが、部下との関係を築く為に少しずつ柔軟な態度が取れる様に変わってみてはいかがでしょうか?

部下を落とすなら上げることを考えましょう


「使えない部下を持つと苦労するよ」なんて友人と愚痴を話している中で、理不尽な気持ちで部下を傷付けられているなら辞めるべきです!!

お酒を飲みながら愚痴を言っている中で、理不尽な理由で相手が傷付いている可能性もあります・・・

決して、部下を注意したり怒ったりするのがいけないと言うわけではありません!!愚痴をつまみにお酒を飲むのが悪いとも思いません。

ただ、あなたの感情だけで部下を傷付けるのは辞めましょう。そして、使えない部下にしてしまった原因は、あなたのせいである可能性もあるかもしれません。

日々の仕事が忙しい中で部下を教育する労力が大変なのは大いに分かります。

ただ、少しでも余裕を持ちながら部下を育てることが出来ることを目標に頑張って行きましょう!!